アマゾンは以前ほど急速に成長しているわけではないが、利益は以前よりもはるかに増えている。
アマゾンは木曜日、第1四半期の利益が4年連続で36億ドル（1株あたり7.09ドル）に達し、アナリスト予想の1株あたり4.72ドルを上回り、前年同期の利益16億ドル（1株あたり3.27ドル）を超えて急上昇したと報告した。
売上高は17％増の597億ドルとなり、同社のガイダンスである560億～600億ドルの上限に達した。
同社は今四半期の売上高が595億ドルから635億ドルになると予想しているが、これに対しヤフー・ファイナンスが調査したアナリスト予想は624億ドルだった。
アマゾンの財務責任者ブライアン・オルサブスキー氏は木曜日の記者団との電話会談で、利益の大幅な伸びはコストが予想を下回ったこととアマゾンの倉庫の効率を高めたことが一因だと述べた。
同氏は「（われわれは）おそらく第１・四半期の支出と採用額を少し過大評価していた」と述べたが、こうした支出は今年後半に増加するはずだと警告した。
世界最大の電子商取引会社は、2019年の厳しいスタートを経て、最新の数字を報告した。同社は、2万5000人の新規従業員を雇用する予定だったニューヨークの本社第2開発プロジェクトをめぐって、地元の活動家や政治家の反対の壁に直面した。都市。アマゾンは2月、1年以上の場所探しを経てプロジェクトを中止した。同様の規模のキャンパスがバージニア州アーリントンにも計画されている。
また、CEO兼創業者のジェフ・ベゾス氏は今月、25年間連れ添った妻との離婚を正式に発表した。彼の新しいガールフレンドとスーパーマーケットのタブロイド紙ナショナル・エンクワイアラーとの騒動により、普段は非公開の重役はゴシップページの常連となった。
これまでのところ、どちらの問題もアマゾンのビジネスに重大な損害を与えているようには見えず、アマゾンの株価は今年約24％上昇している。木曜日の株価は横ばいだった。
ウォール街は本社第2四半期の大失敗とベゾスの離婚を順調に受け止める一方で、アマゾンの支出と成長に細心の注意を払っている。オルサブスキー氏は2月、アマゾンのインフラ投資と雇用拡大が今年増加し、利益が圧迫される可能性があると警告した。第1四半期の業績が良かったにもかかわらず、同氏は木曜日にその点を再度繰り返した。また、Amazon は今でははるかに大きな企業になっているため、ほんの数年前と同じペースで成長しているわけではありません。売上高の伸び率が20％を下回った後、同社がウォール街の人気者であり続けるかどうかは、時間が経てば分かるだろうが、この最新四半期まで3年連続で維持できた水準だ。
同社の莫大な利益を上げているクラウドコンピューティング部門であるアマゾン ウェブ サービスが再び利益成長を支えた。 AWS は第 1 四半期に、前年同期比 59% 増の 22 億ドルの営業利益を報告しました。これと比較すると、AWS の 5 倍近くの収益を上げているアマゾンの北米小売部門は、クラウド部門よりわずかに高い営業利益を記録したにすぎません。
同社の「その他」収益（主に急速に成長している広告事業を含む）は、最新四半期の収益成長率が34％鈍化して27億ドルとなった。オルサブスキー氏は木曜日、伸びが鈍化したのは会計変更の一因であると述べ、広告事業の成長率は34％を上回っていると付け加えた。
従業員総数は63万600人で、休日のピーク時の64万7500人からは減少したが、前年比では12％増加した。